2016年7月23日土曜日

小川山「ノーモアレイン」スタートライン


というわけで?因縁のルートになってしまった「ノーモアレイン」
できれば経験したくない岩場での事故、怪我。
五体満足で再び取り付くことが出来た事に感謝しながら、取り組みたいとオモイマス。


小川山「ノーモアレイン」事故、怪我、復帰まで

色々あって久々のブログ、とりあえず記録を・・・

■事故
6月19日 妹岩 12a「ノーモアレイン」

MOSトライ中に、4ピン目が胸の当たりに来た位置から、ヌンチャクがセット出来ず力尽きてフォール。
3ピン目が足元下なため、ビレイヤーはロープを出し気味。
クライマーはOSトライという事もあり、テンションかけるくらいなら突っ込んで落ちるつもりで高度を上げすぎた。
そして裏岩の存在を完全に忘れていた。

クライマーの背中側に、ルートと並行に岩があるため、フォールの際に裏岩へ激突、その後ルート側へ足から接地。
左足首、左腰に痛みがあるため、下山することを判断。
ザックを仲間に背負って貰い、同行者の助けを得ながらどうにか車まで下山。

■怪我
佐久総合病院小海分院にてレントゲン、CTスキャンにて診断。
結果、左足首の捻挫、腰部打撲。

怪我から5日後、軽くジムボルダー、7日後ベースキャンプにてリード。
テーピングでの固定、補助があればなんとか登れる程度に回復。
ボルダーの着地、左足首に負荷をかけるムーブはまだ無理。
腰部にも痛み、違和感が残る

14日後
ジムボルダーでの着地が少しずつ出来るように。
腰部の痛みもだいぶ楽に、違和感は残る。

21日後
ヒールフック、着地が問題なく行える。
乗り込み、掻き込みで痛みが出る。
腰部は違和感が残る。

28日後
川越のモノリスへ遠征
ほぼ問題なく全てのムーブが行える。
ジムマットへの着地は怖さが残るが、痛みは無し。大丈夫そうだ。
ハイステップで少し痛みが出たが、少し経てば問題ない。
腰の違和感も無くなる。

35日後
小川山でルート
スラブ・垂壁・ハング、一通り試すがクライミング中の痛みはほぼ無い。
フットジャムはまだ痛い。
アプローチ中での軽いねじれる動き、くじきが痛い。
痛みは一瞬で、30秒程度で動けるようにはなる。
5峰まで行けたので、大体のエリアは行けそうだ。

■復帰
9割方治ってきていると思う。
あともう少しが中々よくならない。登っているからだろうけども・・・
走ることはきないけども、登ることはできるので、
クライミングへの怪我によるハンデは解消されたと判断。

登る際はテーピングを行い、もし痛みが出た際はアイシングを行うことで対処していく。
岩場アプローチの際は、ストックを使用し足への負担を減らしたい。

7月23日に再度取付き、トップアウトを果たせたので、
ビレイヤー共々リハビリ完了という事で復帰といたします。

色々とご迷惑、ご心配おかけいたしました。